Kami - 神 - store 深見です。
今日は、
僕たちが製品を開発するときに、
ものすごく大切にしている「基準」について書きたいと思います。
何をもって、良い製品とするのか。
何をもって、本物とするのか。
売れれば本物なのでしょうか。
効果を感じれば本物なのでしょうか。
天然なら本物なのでしょうか。
高級な原料を使えば本物なのでしょうか。
僕は違うと思っています。
実は、僕の中には明確な基準があります。
その考え方に大きな影響を受けた一人が、
船井幸雄先生です。
船井先生は、「本物」について明確な定義を残しています。
船井幸雄先生が定義した「本物」
船井先生は、本物には5つの条件があるとしました。
一、付き合うものを害さない。
二、付き合うものを良くする。
三、高品質で、安全、そして安心できる。
四、単純で、しかも万能である。
五、経済的である。
僕は、この考え方に初めて触れたとき、非常に共感しました。
なぜなら、僕が製品を作りながら感じていたことが、
すでに言語化されていたからです。
そして特に、僕が重要だと思ったのが、二番目です。
付き合うものを良くする。
僕はこれを、もっと大きく捉えています。
本物とは、全体を良くするもの。
だと思っています。
「自分だけ良くなる」は、本物なのか?
例えば、ものすごく肌がきれいになる化粧品があったとします。
使った人は喜びます。
肌は潤う。
髪は美しくなる。
見た目も若々しくなる。
素晴らしい。
でも、その製品を作る過程で、
環境へ大きな負担をかけていたらどうでしょう。
使い終わった成分が排水へ流れ、
自然環境に残り続けるものだったらどうでしょう。
あるいは、生産者へ無理な価格を押し付け、
誰かの犠牲によって安さが成立していたらどうでしょう。
僕は、それを完全な意味での「本物」とは呼びたくありません。
なぜなら、一人が良くなった代わりに、どこかが悪くなっているからです。
本物は、プラスの連鎖を起こす
僕は、本物には特徴があると思っています。
それに関わるほど、良くなっていく。
使う人が良くなる。
家族が良くなる。
作る人が良くなる。
売る人が良くなる。
地域が良くなる。
自然が良くなる。
そして、次の世代まで良くなる。
つまり、プラスが連鎖する。
これが、本物なのではないでしょうか。
逆に、どこかに大きなマイナスを押し付けなければ成立しないものは、
まだ完成していない。
僕はそう考えています。
「効果がある」だけでは、本物ではない
ここは、健康業界にとって非常に重要です。
僕は、効果があることと、本物であることは、同じではないと思っています。
例えば、ものすごく強い何かがある。
短期間では、大きな変化を感じる。
しかし、長期間使うと別のところへ負担が出る。
それなら、本当に良いものなのでしょうか。
身体の一部分だけ良くなって、別の部分が悪くなる。
人間だけ良くなって、自然が悪くなる。
今の世代だけ便利になって、未来の世代へ負担を残す。
それは、部分最適です。
本物が目指すのは、全体最適。
僕はここが、決定的な違いだと思っています。
本物は「付き合うものを良くする」
これが、僕は最も好きです。
害さないだけではない。
良くする。
ゼロではないのです。
マイナスを出さないだけでは、まだ足りない。
プラスにする。
使った人が良くなる。
使った環境も良くなる。
その製品に関わった人も良くなる。
僕は、ここにものづくりの未来があると思っています。
本物は「高品質・安全・安心」
これは、製品メーカーとして当然です。
しかし、僕は「高品質」という言葉を、単に高級原料という意味では捉えていません。
どこで作られたのか。
どう育てられたのか。
どう加工されたのか。
余計なものを加えていないか。
素材本来の価値を壊していないか。
そして、継続して使うものとして適切なのか。
そこまで見る。
見た目だけ高級。パッケージだけ高級。広告だけ高級。
そんなものには、僕はあまり興味がありません。
中身を見る。原料を見る。製法を見る。
そして、思想を見る。
それが品質だと思っています。
本物は「単純」である
単純で、しかも万能。
僕は、自然界を見ていると、本当にそうだと思うことがあります。
水。塩。太陽。植物。土。
ものすごく単純です。
しかし、ものすごく多くの生命に関わっています。
反対に、人間は複雑にしたがります。
成分を抽出する。さらに濃縮する。複数を配合する。新しい名前をつける。複雑な説明をする。
もちろん、必要な技術もあります。
でも僕は、本質へ近づけば近づくほど、最後はシンプルになると思っています。
そして、籾殻に辿り着いた
だから、僕たちがKami - 神 - で辿り着いたものも、驚くほど単純でした。
籾殻です。
日本人が、何千年も見てきたもの。
田んぼにあったもの。
稲を守っていたもの。
そして、現代では多くが農業副産物として扱われてきたもの。
僕たちは、そこに価値を見つけました。
最新の化学成分ではなかった。
海外から持ってきた珍しい植物でもなかった。
日本人のすぐ足元にあった。
僕は、ここがとてもKami - 神 - らしいと思っています。
本物とは、自然の原理に逆らわないもの
自然は、循環しています。
だから、僕たちも製品を作る時、この循環から外れたくない。
人間だけ良くなればいい。会社だけ儲かればいい。今だけ便利ならいい。
そんなものづくりではなく、使った後まで考える。未来まで考える。
僕は、それが本物のものづくりだと思っています。
本物創りが「日本から病を消す」につながる
僕たちは、日本から「病」を消す、という大きな目的を掲げています。
しかし、病気だけなくなればいいとは思っていません。
人間が健康になった代わりに、自然が病んだ。それでは意味がない。
身体が健康になった代わりに、心が苦しくなった。それでも意味がない。
会社が成長した代わりに、社員が疲弊した。それも違う。
僕たちが目指しているのは、もっと大きな健康です。
人が健康になる。家族が豊かになる。会社が良くなる。地域が良くなる。自然が良くなる。
そして、未来の子どもたちが、今より良い環境で生きられる。
そこまで行って、初めて、
「日本から病を消す」という言葉が完成するのだと思っています。